※以前ご紹介しました、【Office】OutlookでGmailを使う方法【2019以降】の補足記事となります
OutlookにGmailアカウントを追加しようとしても、Outlookでパスワードを受け付けられない場合があります。
これは、以前のバージョンのOutlookを利用していて、現在サポートされていないGmailのセットアップオプションを使用している可能性があります。
その場合には、Gmailの2段階認証プロセスを有効にして、アプリパスワードを取得する必要があります。
Gmailで2段階認証を有効にし、アプリパスワードを取得する
1. ブラウザからGmailのページを開く。
2. 右上のGoogleアカウントアイコンをクリックし、メニューから「Google アカウントを管理」をクリックする。

3. 左側のメニューから「セキュリティ」をクリックする。

4. 「2段階認証プロセス」がオフになっている場合は「オフ」の横にある「>」をクリックする。(オンになっている場合は手順12へ進みます)

5. 2段階認証プロセスの説明画面が表示されるので、「使ってみる」または「続行」をクリックする

6. Gmailのアカウントとパスワードを入力して「次へ」をクリックする。

7. 2段階認証プロセスで使用する方法を選び、「続行」をクリックする。
※今回はスマートフォンでコードを受け取る方法で進めます。

8. スマートフォンにコードが送信されるので、スマートフォン側で「はい」を選択します。

9. スマートフォンで受信した確認コードを入力して「次へ」をクリックする。

10. 2段階認証プロセスを有効にするかどうかを改めて聞かれるので、「有効にする」をクリックする。

11. 「セキュリティ」のメニューに戻り、2段階認証プロセスが「オン」になっていることを確認する。

12. アプリパスワードを設定するため、「アプリパスワード」行の右側の「>」をクリックする。

13. Gmailのアカウントとパスワードを入力して「次へ」をクリックする。

14.アプリパスワード作成画面に移行するので、プルダウンメニューからアプリを選択→「メール」、デバイスを選択→「Windowsパソコン」をそれぞれ選択し、「生成」をクリックする。

15. 生成されたアプリパスワードが表示されるので、これをコピーしておく(スペースなし)。Outlookでパスワードを求められるメッセージが表示されたときにこのパスワードを入力する。
※このアプリパスワードは再度表示されることはありません。

まとめ:OutlookでGmailの設定がうまくいかない時はアプリパスワードを作成する
今回は、アプリパスワードを利用してOutlookにGmailアカウントを追加する方法を紹介しました。
アプリパスワードを生成した画面にも書かれていますが、アプリパスワードにはGoogleアカウントへの完全なアクセス権が付与されています。アプリパスワードは一度設定すれば覚えておく必要はありませんので、メモしたり誰かと共有したりしないようにしてください。
更に古いOutlookでは、メールアドレスの追加をする際にGmailをそのまま設定できないようになっています。
古いOutlookでもGmailのそうじゅしんができる方法もありますが、それはまた別の機会に紹介させていただければと思います。