※以前ご紹介しました、【Office】OutlookでGmailを使う方法【2019以降】および【Office】OutlookでGmailを使う方法 その2の補足記事となります
古いOutlookを使用していて、こちらの手順でGmailのアカウントが追加できない場合は、GmailのPOPまたはIMAPを有効にすることで、Gmailの送受信が行えるようになります。
今回は、POPでの設定手順をご紹介します。
※本記事は、サポートが終了した古いOutlookを使い続けることを推奨するものではありません。
GmailのPOP機能を有効にする
1.パソコンでGmailを開き、右上の歯車マーク(設定アイコン)→[すべての設定を表示]をクリック

2.[メール転送と POP/IMAP] タブをクリックし、[POP ダウンロード] の[すべてのメールで POP を有効にする] または [今後受信するメールで POP を有効にする] を選択→ページ下部の[変更を保存]をクリック

Outlook側を設定する
Outlookに以下の設定をして完了です。
受信メール(POP)サーバー | pop.gmail.com
SSL を使用する: はい ポート: 995 |
送信メール(SMTP)サーバー | smtp.gmail.com
SSL を使用する: はい TLS を使用する: はい(利用可能な場合) 認証を使用する: はい TLS / STARTTLS のポート: 587 職場や学校のアカウントで Gmail を使用している場合は、SMTP の適切な設定を管理者に確認してください。 |
サーバーのタイムアウト | 1 分以上(推奨: 5 分) |
氏名または表示名 | 氏名 |
アカウント名、ユーザー名、メールアドレス | メールアドレス |
パスワード | Gmail のパスワード |
※出典:Gmailヘルプ
Gmailのパスワードが認証されない場合は、こちらを参考に[アプリパスワード]を取得し、Gmailのパスワードの代わりに使用してください。
実際に送受信してみる
今回は極端な例として、Windows XPのパソコンに搭載されたOutlook XPという非常に古い環境で実験してみました。
※Windows XPもOutlookXPを含むOffice XPも、サポートはすでに終了しています。
※本記事は、Windows XPやOutlook XPを使い続けることを推奨するものではありません。
1.メールアカウントを追加します。

2.設定が完了したら、[送受信]をクリックして受信します。

3.無事メールが受信でき、送信もできました。

まとめ
今回は、古いOutlookでGmailを送受信する方法をご紹介しました。
これを応用すれば、古いOutlook以外のGmailを直接設定できない他のメーラー(メールソフト)でもGmailのやり取りが可能になります。
ただ、古いOutlookを使い続けることをは、セキュリティ上好ましくありません。
どうしても古いOutlook/古いOfficeを使い続けなければならないという特殊な事情がない限り、Microsoft 365などの最新のOffice環境を利用することをおすすめいたします。