
大切なデータ、バックアップしていますか?
パソコンの調子が悪くなったり、起動しなくなってしまうと、パソコン内部に保存されたデータを失ってしまうことがあります。
万が一に備えて、なくなると困る大切なデータのバックアップをおすすめします。
バックアップの必要性
大切なデータは、様々な原因で失われてしまいます。
■操作ミスによる誤消去
■ウイルスやマルウェアによるファイルの破壊
■パソコン・ハードディスクの故障による読取不可
こういった事態によってデータが消えてしまったりアクセスできなくなったとしても、バックアップを取っておくことで、元に戻せる場合があります。
読み取れなくなったデータの復旧作業は高額となる場合が多いので、大切なデータは普段からバックアップを取っておくのがおすすめです。
※データの管理はご自身の責任で行う必要があります
法人の方がデータを消失してしまった場合
法人で利用しているパソコンには、顧客データ、顧客との連絡で使ったメールデータ、業務に必要なデータベース、社内業務で使用する勤務・財務データなど、大切なデータが多く保存されています。
もしこれらのデータがパソコンの故障などで消失してしまうと、

■業務やサービスが停止する
■復旧するのに時間・コスト・人手がかかる
■顧客の信頼を喪失する
といった大きな損害をもたらします。
個人の方のパソコンにも大切なデータがいっぱい
個人で使っているパソコンにも、大切なデータが含まれています。

■家族との思い出がつまった写真データや動画データ
■はがき作成ソフトで作成した知人たちの住所録
■メール、メールソフトのアドレス帳
■ブラウザーのお気に入り・ブックマーク
■WordやExcelなどで作ったファイル
消失してしまうと二度と手に入らない、値段のつけられないデータが保存されていることがよくあります。
バックアップはどのようにすればいいの?
基本は、必要なデータをコピーして別の場所に保存することとなります。
データの保存場所がわかっている場合は、エクスプローラーを利用してコピーをしてください。
メールソフトやはがき作成ソフト、業務で使用している専用ソフトなどのデータについては、それぞれのソフトのバックアップ機能・エクスポート機能などを利用するのが確実です。

さまざまなバックアップ先
バックアップ先の種類 | 特徴 | |
長所 | 短所 | |
外付けハードディスク、USBメモリーなど | ◯手軽にバックアップできる
◯必要に応じて持ち運びできる |
×紛失する恐れがある
×パソコンと一緒に壊れる可能性がある |
光学メディア
(CD-R、DVD-Rなど) |
◯持ち運びができる
◯長期保存ができる |
×紛失する恐れがある
×データの保存速度が遅い ×1枚あたりの容量が少ない ×メディア寿命がある(10年から20年、品質にも左右される) |
ネットワークハードディスク
(NAS) |
◯ネットワーク上でデータを共有できる
◯装置によってはデータの二重化(RAID1)などの機能がある |
×装置が高額になりがち
×データ保存速度がネットワークの速度に依存する ×ネットワーク環境が必須 ×設置や設定に知識や技術が必要な場合がある |
クラウドストレージ
(One Drive、Googleドライブなど) |
◯インターネット環境があればどこからでもアクセスできる | ×容量は料金に左右される
×データ保存速度がネットワークの速度に依存する ×ネットワーク環境が必須 |
※他にもサーバー向けのテープデバイスなどがあります
保存する場所は1ヶ所よりも2ヶ所、3ヶ所と多重でバックアップしておくとデータ消失の可能性を下げることができます。
PCワールドがおすすめする「One Drive for Business」
クラウドを使ったデータのバックアップには、大容量で安心なクラウドストレージ「One Drive for Business」がおすすめです。
・1ユーザーあたり1TBと大容量
・データ編集の履歴を記録し、以前の状態に復元可能
・Officeアプリとの高い親和性
・ファイルの共有や共同作業に対応
・マイクロソフトによる高いセキュリティ
・データセンター多重化による低いデータ消失リスク
パソコン内のデータとクラウド上のデータを常に同一にする同期機能も便利です。
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